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実験こぼればなし

このページでは、実験のこぼればなしをご紹介していきます。

随時、更新してまいります。

・乱数

乱数の発生によく使われるのは、M系列という数列を発生する回路で次のようになっています。シフトレジスタの2点の出力をXORの入力とし、出力をシフトレジスタにフィードバックします。これをプログラムでシュミレートすると、マイコンでサイコロを投げたようにでたらめな値を得ることができます。


シフトレジスタ XOR

・Z80について

その昔、シャープのLH0080(Z80)を使っていたときのことですが、ウェイトをかけたままリセットしたら始めの数バイトを1回繰り返して実行しました。測定法が間違ったのかと思い、ザイログのZ80で試してみたところ、そのようなことはありませんでした。仕様に表れない部分、実用に問題のない部分などでは、各社それぞれに工夫やくせがあるようです。

・98のポートについて

PC-98VシリーズのプリンタポートBUSY線は、直接ポートアクセスしてみると、他の機種と極性が逆になっている様です。パラレルポートを使用する場合、こんなところにも注意する必要があるかもしれません。

・PIOについて

8255のモードセットの時、3つのポートのうちOUTにセットした全てのポートの出力はLOW(0V)になります。LOWでアクティブになる回路の場合はこの時動作してしまうことになるので、同時に複数のポートを使用している回路や、プログラムの途中でモード変更する時などは注意が必要です。Z80-PIOの場合は、ポート毎にモードセットができるので他のポートに影響しませんが、複数ポートを同時設定する命令がありません。