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電子サイコロ

CPUとI/Oポートによる機器制御のごく簡単な例として、電子サイコロを作ってみましょう。

  • 入門編で、まずサイコロのLEDを光らせます。
  • その1でサイコロ1つを使える様にしてみましょう。
  • その2で2つのサイコロを使えるようにします。
  • その3以降で、色々遊べる様に変更を加えます。

単なる電子サイコロを作るだけならマイコンは不要ですが、プログラムの変更だけで色々な使い方ができるのがマイコンを使う最も大きな利点です。サイコロなんて……と思わずに、興味のある方はご自分で制作してみて下さい(CPUには、当社製マイコントレーナーを使用しています。J-1002などのCPUボードでも同様の実験ができます)。

・入門編
完成品

ボタンをマウスでクリックしてください。
使い方

画像の中の押しボタンスイッチ(緑色)をクリックして下さい。
サイコロの目の形にLEDが点灯します。
ボタンを押すごとに1つ増えます。

プログラムの説明

プログラムでI/Oポート(8255Aを使用)から押しボタンスイッチの入力を読み込み、押されたらデータを1プラスして、サイコロの目に見立てたLEDを点灯させます。

ポートの説明

CPUとI/Oは既存のCPUボードを使用し、サイコロボードのみを作成する様にします。
入出力ポートの概略は右の様になります。

マイコン工作は、CPU部分は共通のものを使い、I/Oから先の部分だけを作ることで、部品は最小限のものになり、回路も単純なものになります。同じCPUボードに他の機器を接続したりプログラムの書き換えをするだけで、全く別の働きをさせることができるのです。

これがマイコンを使用する最も大きなメリットです。
・その1
使い方

人生ゲームに、チンチロリンに、丁半○博に愛用して下さい。
(注意:本物のサイコロよりかさばります)

ころがし方

左側のボタンを押すとサイコロが転がるイメージでLEDが点滅し、もう一度ボタンを押すとサイコロが止まりサイコロの目の形にLEDが点灯します。

プログラムの説明

プログラムで乱数を発生させ、I/Oポート(8255Aを使用)からサイコロの目に見立てたLEDを点灯させます。
完成品

左側の緑色ボタンをマウスでクリックしてください。
ポートの説明

入門で作ったボードの左側のサイコロ(ポートB)を使います。ディップスイッチはまだ使用していません。

(その1)以降では、回路を変更する必要はありません。ソフトウェアの変更のみで実験を進めます。
(その1)のプログラムでは、入門編のプログラムに乱数を発生させる部分を付け加え、サイコロらしく働かせるようにしています。
・その2
プログラムを変更し、2つのサイコロが使えるようにしました。

1つのボタンが押されたときに、もう1つのサイコロがおかしな動きをしないように気をつけます。

(その2)プログラムの説明


ボタンをマウスでクリックしてください。
・その3
プログラムを変更し、勝った方のLEDが点滅するようにしました。

さらに、ディップスイッチの入力によって、今まで作ってきた3つのプログラムへジャンプできるようになっています。

(その3)プログラムの説明


ボタンをマウスでクリックしてください。